- アクセンチュアのエンジニア職ってどうなの…?
- 他の職種と比べて年収が低いって本当なの…?
- ネットの噂ではなくリアルな声を知りたい…。
このような悩みの一助になるべく、本記事ではアクセンチュアのエンジニア職がやめとけと言われる理由と実態を元社員目線でお伝えします。この記事を読むことで世間の噂に対する元社員の意見を知ることができます。※あくまで参考程度に捉えていただけると幸いです。
目次
アクセンチュアのエンジニア職がやめとけと言われる3つの理由
本章では、アクセンチュアのエンジニア職がやめとけと言われる理由について紹介しておきます。結論、以下の3つの理由が主にネットで言われているネガティブな評判です。
- 残業時間が多く激務なため
- エンジニアの年収が低いため
- スキルが身につきづらいため
その【1】残業時間が多く激務なため
アクセンチュアが外資系コンサルティングファームということから、残業時間が多く激務というイメージを多く持たれているようです。アクセンチュアが激務でやばいブラック企業と言われる理由と実情については以下の記事で言及しているので参考にしてみてください。
その【2】エンジニアの年収が低いため
また、アクセンチュアのエンジニア職は他の職種と比べて年収が低いことからやめとけと言われているようです。昔は実際にその通りでソリューション・エンジニア職だけ新卒の年収も低く設定されてましたが、現在はビジネスコンサルタント職やデジタルコンサルタント職と同水準の年収となっております。
※真相は定かではないですが、社内のエンジニア達が不平不満の声を漏らしまくっているのを聞いていたので、そういった声が反映されたのかもしれません。もちろん競合他社に優秀な人材が流れないために年収を引き上げたといった理由もあると思いますが。
その【3】スキルが身につきづらいため
アクセンチュアはプロジェクトが多く走っていることからキャリア形成をしやすいという声がある一方で、アサイン先によってはスキルが身につきづらく「想像していた仕事とギャップがあり、結局退職してしまった」という声もネットでチラホラと見かけます。
実際にプロジェクトの数は非常に多いものの、アサインされるかはその時のタイミング次第だったりもするので、運が良くないと自身の想い描くキャリアを形成していけないことは往々にしてあると言えるでしょう。
アクセンチュアのエンジニア職がやめとけと言われる理由は、業務量の多さと年収や待遇面、スキルやキャリア形成のしづらさが主に挙げられる。
アクセンチュアのエンジニア職はぶっちゃけどう?
前章でアクセンチュアのエンジニア職がやめとけと言われる大まかな理由はお分かりいただけたかと思います。それを踏まえて、本章では元社員視点でアクセンチュアのエンジニア職が実際どうか触れていきます。※あくまで個人の意見です。
年収や待遇面に対する私見
年収の具体的な数値についてはopenworkなんかを参考にしてみてください。実際に私の元の年収や同期や他の社員の年収と比べてもギャップはないので、ある程度信頼できるデータと思ってもらって大丈夫でしょう。
家賃補助が月3万円出るのと、有給休暇枠とは別に傷病休暇枠が月に1日分付与されていたので、個人的には待遇に不満はなかったです。また、健康診断を受けただけでAmazonギフト券と交換できるポイントが2万円分ほど手に入るなど細かい特典も多かった印象です。
スキルやキャリア形成に対する私見
結論、個々人でコントロールできない部分が多く運の良し悪しによってキャリア形成がしづらくなってしまうケースをよく見かけました。
これはプロジェクト都合によるもので、小規模プロジェクトにアサインされ疲弊しキャリア形成どころか体調を崩すパターンや、大規模プロジェクトにアサインされワークライフバランスを取りながら仕事ができているものの慣れによる成長の鈍化が顕著だったりといったパターンなど挙げ出したらキリがないです。
プロジェクトを移ることは全然できますが、自分の希望するようなプロジェクトが人を募集しているとも限らないですし、募集していたとしても過去の実績やスキルがないとそもそもインタビューで落選してしまうでしょう。こうなると負の連鎖です…。
と悪い話ばかりしましたが、私自身は運良くスキルアップや市場価値の向上に繋がる経験を色々と積ませてもらいました。個人ではできないスケールの大きい先進的なプロジェクトも数多く存在しますし、大きな裁量を持って仕事ができる機会も多く提供されているので、聞く人によってアクセンチュアの評価は結構変わるかと思ってます。
アクセンチュアのエンジニア職は年収や待遇面でも相対的に優遇されていると感じる。ただし、キャリア形成やスキルアップのしやすさについては個人ではコントロールできないプロジェクトの都合によるウェイトが大きく、場合によっては自身の望むキャリアを築きづらいとも言える。
元社員目線でアクセンチュアのエンジニア職はどんな人におすすめ?
ここまでの内容を踏まえて、アクセンチュアのエンジニア職はどんな人におすすめなのか?元社員目線でお伝えしたいと思います。結論、以下に該当する方におすすめしたいです。
- やりたいことは明確になっていないがIT業界でキャリアを形成していきたいと考えている20代前半から半ばくらいの人
- 専門性を身につけた上で他社ではできない先進的な取り組みや大規模プロジェクトに携わってみたいと考えている人
- SI案件の上流と言われる要件定義や設計のスキルを磨きたいと考えている人
- エンジニアからITコンサルタントへ職種チェンジを目論んでいる人
最近のアクセンチュアは良くも悪くも日系の大企業っぽい雰囲気があり、昔のような「3年で10年分の成長を」みたいなスローガンを前面に押し出していくオラオラ感は全く感じることができません。少なくとも私は全く感じませんでした。そのため、独立志向が強く裁量を持って仕事をしつつ爆速成長したい人にはアクセンチュアはあまりおすすめできません。
逆にいうと、長い目で成長していき優秀なビジネスマンになりたい人には教育環境や職場環境、キャリアパスの多さといった理由から非常におすすめの企業だと言えるでしょう。また、先進的で面白いプロジェクトも多いので既にキャリアを築いた人でやり甲斐を求めている人にも個人的にはおすすめしたい会社です。
「アクセンチュアのエンジニア職はやめとけ」というのは結局人による。場合によってはおすすめできないが、幅広い層におすすめできる良い会社の良い職種であると筆者は考えている。
アクセンチュアに転職するには?具体的なステップ
ここまでの話を踏まえてアクセンチュアに転職したいと思ってくれた方向けに入社までの具体的なステップをご紹介したいと思います。結論、以下の流れで転職活動を進めれば失敗のリスクを大幅に抑えることができるはずです。
- 自己分析を行い己を理解する
- アクセンチュアの企業研究を行う
- 転職エージェントに登録する
- アクセンチュアの面接対策を行う
- アクセンチュアに応募する
各プロセスにおいて具体的に何をすべきか・どのサイトに登録すべきかといった詳細については上の記事で解説しているので、気になる方は併せて記事をご覧ください。なお、プロセスの中でも転職エージェント選びが転職の成功可否に最も直結します。アクセンチュアへの転職を考えている人は以下の転職エージェントに登録しておくことを強くお勧めします。
- アクセンチュアやBIG4などのコンサル業界への転職に強い
- アクセンチュアやBIG4などの非公開求人を多数保有している
- 未経験からコンサルティングファームへの転職支援実績が豊富
- コンサル業界のノウハウを活かした質の高いサポートを受けられる
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まとめ:アクセンチュアのエンジニア職はやめとけは結局その人次第
ここまでアクセンチュアのエンジニア職がやめとけと言われる理由と元社員目線で実態について言及してきました。最後に本記事の要約を以下に掲載しておきます。この記事の内容を参考にしてアクセンチュアのエンジニア職への理解をより深めていただけると幸いです。
- アクセンチュアのエンジニア職がやめとけと言われる理由は、業務量の多さと年収や待遇面、スキルやキャリア形成のしづらさが主に挙げられる。
- 個人的にはアクセンチュアのエンジニア職は年収や待遇面でも相対的に優遇されていると感じる。ただし、キャリア形成やスキルアップのしやすさについてはプロジェクトの都合によるウェイトが大きく、場合によっては自身の望むキャリアを築きづらいとも言える。
- アクセンチュアのエンジニア職は、場合によってはおすすめできないが、基本的には幅広い層におすすめできる職種と言える。